結論
「!」マークは、空気を入れてから世代別リセットで消えます。
入れただけでは消えない世代があります。
↓ まず自分の型式と規定値を、下の早見表で3秒チェック。
✓ F56/F55/F57・F60 空気を入れたあと、車内メニューでリセット操作が必要
✓ R56/R55/R57 空気を入れて走れば、多くは自動で警告が消える(間接式)
✗ 空気を入れても数日で「!」が再点灯する パンクの可能性あり → 応急判断はこちら
タイヤ空気圧警告(TPMS)を消す 3ステップ
🛞規定空気圧まで調整(4輪すべて)
タイヤが冷えているときに、運転席ドア開口部のステッカーに書かれた規定値まで入れる。タイヤ側面の「MAX ○○kPa」は上限であって規定値ではありません。
🖥️車内メニューでリセット操作
車両設定メニューから「タイヤ空気圧のリセット/保存/SET」を実行(名称・場所はメーカー・年式で異なる)。間接式の一部世代は操作不要で、走ると自動で学習します。
✅数分走って消灯を確認
しばらく走行すると学習が完了し、警告が消えます。リセットしても消えない・すぐ再点灯する場合は、パンクやセンサー電池切れの疑いがあるため点検を。
この記事の目次全7項目
MINIの型式別 規定空気圧とリセット方法
「!」マークが点いたら、まず自分のMINIがどの型式かを確認します。型式によって、規定の空気圧と警告の消し方が少し違います。
| 型式 | 代表車種 | 規定空気圧の目安 | 警告の消し方 |
|---|---|---|---|
| F56/F55/F57 | 現行・前型 ハッチ/5ドア/コンバチ | 前後 約250〜280kPa | 規定まで入れる→車内メニューでリセット(手順へ) |
| R56/R55/R57 | 一つ前のハッチ/クラブマン/コンバチ | 前後 約220〜250kPa | 規定まで入れる→自動で学習(手順へ) |
| F60 | クロスオーバー2代目 | 前後 約240〜270kPa | 規定まで入れる→車内メニューでリセット(手順へ) |
【業界公表値(メーカー指定値ベース)】上の数値は目安です。正確な数値は、運転席ドアを開けた開口部のステッカーが最終正解です。タイヤの側面に書いてある数字ではありません(あれは「入れてよい上限」で、指定の空気圧ではないため入れすぎになります)。
空気の入れ方(3分でできる)
- タイヤが冷えているときに測る(走った直後は熱で圧が上がり正確に測れません)
- バルブキャップを外す
- エアゲージ・充填機の口をまっすぐ差し込む
- ドアのステッカーに書かれたkPaまで入れる(足りなければ足す、多ければ少し抜く)
- 4本すべて測り直してキャップを戻す
ガソリンスタンドの空気入れでも、自宅の電動コンプレッサーでも手順は同じです。深夜や自宅で済ませたい人は、シガーソケットで使える電動コンプレッサーが1台あると便利です。
正確な数値だけ知りたい人は、エアゲージ単体でも確認できます。
F56/F55/F57・F60 のリセット手順
現行〜前型(F系)は、空気を入れただけでは警告が消え残ることがあります。車内のメニューから、リセット操作が必要です。
- エンジンをかける(またはACC ON)。車は停めたまま
- メーターかセンターの画面から「車両設定」→「タイヤ空気圧」を開く
- 「リセット」または「実行」を選ぶ
- 「リセットしました」の表示を確認する
- そのまま数分走って、警告が消えるか最終確認する
注意:リセットは、空気を規定量まで入れ終えてからやってください。空気が足りないままリセットすると、その状態を「正しい」と誤って覚えてしまい、本当に減ったときに警告が出にくくなります。
R56/R55/R57 のリセット手順
一つ前のMINI(R系)の多くは、タイヤの回転差から空気圧の低下を検知する方式です。空気を正しく入れて走れば、自動で警告が消えます(操作不要な年式が多い)。
- 4輪すべてを規定kPaまで入れる
- 車内メニューに「リセット」の項目があれば実行(無い年式は不要)
- 一定速度でしばらく走る
- 「!」が消えれば完了
何度も点く・走っても消えない場合は、空気圧のセンサーではなく学習のズレであることが多いです。改善しないときは、故障コードを読める診断機で確認するのが早道です。
コードだけ安く読みたい人は、汎用のOBD2でも入口になります。
パンクかも、と思ったら
「入れてもすぐ抜ける」「片側だけ極端に低い」は、パンクのサインです。
- 少しずつ抜ける:スローパンク(釘や、バルブの劣化)。近くのタイヤ店へ。
- 急に抜けた・走行中に異音:その場で停車。MINIはスペアタイヤを積んでいない車が多く、ランフラットか応急修理キットでの対応になります。
- ランフラット装着車:一定の条件で低速走行できます。早めにタイヤ店へ。
急ぎで応急処置したい場合は、シーラント注入タイプの応急修理キットが1つあると安心です(5mm以下の穴が対象。あくまで応急処置で、後日必ず本修理してください)。
経営者の本音:空気圧の警告を「センサーの故障」と決めつけて、いきなり高い修理に走る人が多いです。でもまず規定kPaを入れてリセット、で大半は消えます。
よくある質問
Q. 空気を入れたのに警告が消えません A. F系はリセット操作が必要です。規定kPaを入れたあと、車内メニューの「タイヤ空気圧→リセット」を実行し、数分走ってください。
Q. R56は何もしなくても消えますか A. 多くは自動で学習して消えます。何度も点くなら、学習がズレている可能性があるので診断機での確認が早いです。
Q. 規定空気圧はどこを見ればいいですか A. 運転席ドアを開けた開口部のステッカーが最終正解です。タイヤ側面の数字は上限なので、入れすぎに注意してください。
Q. 寒い朝だけ点くのはなぜですか A. 気温が下がると空気が収縮して圧が下がるためです。冬は規定どおり入れ直せば、大半は収まります。
Q. センサーの電池切れはありますか A. F系のセンサーは電池内蔵で寿命があります。空気とリセットで消えず、警告が続くならセンサー点検をタイヤ店かディーラーへ。
もっと詳しく:直接式と間接式の違い
MINIのタイヤ空気圧の検知方式には2種類あります。
- 直接式:各ホイールにセンサーを内蔵し、実際の空気圧を測る方式。F系の多くが該当し、リセットは車内メニューから行います。
- 間接式:ABSの車輪速から空気圧の低下を推定する方式。R系に多く、空気を正しく入れて走れば自動で学習し直します。
同じ型式でも年式や仕様で方式が違う場合があります。最終的には、お手元の取扱説明書やドアのステッカー、車内メニューの項目名で確認してください。
出典・参考
- MINI 各型式 オーナーズマニュアル(タイヤ空気圧・TPMS仕様)
- 実車整備記録(外車DIYナビ運営事務局)。実際の作業にあたっては、お手元の車両のステッカー・オーナーズマニュアルの記載をご確認ください
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この記事は、現役で輸入車販売店を経営する立場から、MINIオーナーが空気圧警告に慌てず自分で対処できるよう、現場での相談事例と公式仕様をもとにまとめました。 — 現役・輸入車販売店オーナー
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